元監査人への不正な出金
後援会から出金された約460万円について
令和7年3月13日 知事 臨時記者会見抜粋
後援会から出金をされた約460万円について、少しお話をさせていただきたいと思います。
これまで、令和6年6月に私の後援会から、かつて監査人と呼んでいた人物(元監査人)に対しまして、約460万円の資金が流出した件につきまして、その詳細な経緯や今後の対応について、これまで多くのご質問をいただいていたと認識をしております。
令和6年、総務委員会の集中審議におきまして、(参考人として出席した)元監査人が、この出金について二重計上となっていた2,000万円の問題を解決するため、不正であることを承知しながら知事を助けるために実行しようとしたと、知事も不正であることを理解して同意していた旨のご説明をし、(同じく参考人として出席した、後援会の)元事務職員(T氏)も、これに沿った説明をしたと承知をしております。
しかし、当然ながら、私は、不正な出金について了承はしておりません。私が不正に加担した事実もございません。そもそも私自身は、元監査人と呼んでいた人物のことを、後援会の資金管理につきまして認識できてない問題点を整理して、その問題について適正、適法に解決する方法を指導していただける方であると、そう信じておりました。これまで、不正であるのであれば刑事告訴を行わないのかといったご趣旨のご質問もいただいたところでございます。
本件につきましては、元事務職員(T氏)が聴き取りに応じていただいていない状況のために、送金を実行した元事務職員(T氏)がどのように関与していたのか。そもそも元監査人を総務省から特命委託を受けて県の監査を行っている人物として私に紹介をしてきた元事務職員(T氏)と元監査人の関係性が判然としない状況である、そういった状況から、現時点においては、直ちに刑事告訴を行う環境ではないと、そう判断をしています。
なお、元監査人に対しましては、令和6年の7月になりますけれども、書面で約460万円の返還を求めておりますけれども、現時点において一切の返還はいただいておりません。